不動産担保ローン・自宅を担保にお金を借りる方法
急遽お金が必要になってしまった時の不動産担保ローン、
またそれ以外にお金を用意する方法
不動産担保ローンは、家やマンションなどの不動産を担保にお金を借りるものです。
不動産担保ローンではまとまった金額を借りることができますが、住宅ローンの残額などによっては借りられないケースもあります。
ここでは、急遽まとまったお金が必要になった際の対処法と、不動産担保ローンについて解説します。
急にお金が必要になってしまったときの対処法
1親や親族に援助してもらう
まずは、親や親族に援助してもらう方法です。
親や親族に金銭的に余裕があり、またリストラや病気などの事情を説明し、援助をしてもらえるように話をしてみましょう。
単純な援助ではなく借入とし、返済プランも提示すると可能性は高まるでしょう。
お金のことで親や親族とトラブルになり、関係を壊してしまわないように気を付けることが必要です。
2生命保険の解約
積立型の生命保険に加入しており、解約返戻金がある保険に加入している場合には、生命保険を解約すると支払った保険料に応じ、解約返戻金を払い戻してもらえます。
長年加入している保険などの場合には、解約返戻金が数百万円になることもあります。
しかし、こちらはその後の保険の加入を検討する際に、病気があり加入できないリスクや年齢を重ねたことにより保険料が高くなるケースもあるので注意が必要です。
3無担保ローンで借入する
銀行のフリーローンや消費者金融のキャッシング、カードローンなどが無担保ローンにあたり、これらは担保なしでお金を借りることができます。
しかしカードローンは、年収の3分の1以上の借り入れをしている場合には、追加の融資は難しいです。
また、借り入れできる金額は担保のあるローンに比べ少なくなります。
4不動産担保ローンで借入する
不動産担保ローンは、家や土地などの不動産を担保にお金を借り入れる方法です。
今住んでいる自宅を担保にするので、すでに借入金額がかさんでいても融資審査に通る可能性も高くなります。
また、家の価値に応じた借入ができるので、一般的なカードローンなどよりも高額なお金を借りやすく、金利も低いのがメリットです。
5自宅を売却する
現在、資金が必要なだけでなく、今後の目途も立たない状況であれば自宅を売却することが賢明な策となります。
不動産担保ローンとは
不動産担保ローンとは、自宅などの不動産を担保に金融機関からお金を借りる商品です。
「家を担保にする」を簡単に説明すると、借りたお金を返済できないときは、金融機関が「強制的に家を売却してお金を回収できる権利(抵当権)」を設定する、ということです。
家は担保としての価値が高いので、まとまった金額を借りられるケースが多く、金利も一般のカードローンより低く設定されています。
また、住宅ローンとは異なり不動産担保ローンは借り入れたお金の用途は特に指定されないフリーローンになるケースも多いです。
不動産担保ローンの借入先は銀行をはじめ、消費者金融などの貸金業者も扱っています。
※一般的に貸金業者から借りる場合は銀行より金利が高くなります。
家の担保価値が高い場合などは、住宅ローンがある状態でも不動産担保ローンを利用できるケースもあります。
不動産担保ローンで借入できる金額、金利
不動産担保ローンで借りられる金額は一般的に不動産の価額の6割程度と言われています。
ただし、不動産担保ローンで借りられる金額は、その不動産の価値や借りる人の資力などによっても異なってしまうので、一概には言えません。
返済能力が低いと見なされた場合などには、借り入れできる金額も少なくなります。
また、不動産担保ローンの金利は、銀行系であ1%〜9%、ノンバンク系で2%〜15%程度です。
不動産担保ローンの注意点
不動産担保ローンはまとまったお金が借りられますが、もちろんデメリットもあります。
まずは、返済が滞ると競売により家を取られてしまします。
そして債務整理をしても家を残したいと考えた場合に個人再生の住宅資金特別条項の「住宅ローン特則」を利用できなくなります。
※「住宅ローン以外に抵当権がついていないこと」が条件です。
不動産担保ローンは住宅ローンではなく、かつ不動産に担保を付けてお金を借りるもの(抵当権を付ける)ものなので、条件を満たさなくなります。
自宅を売却し解決をする方法
家を売却し、現金化する
資金難が住宅ローンがなくなることで解決できる場合には、家の売却が賢明な選択です。
また、売却金額が住宅ローンの残債より多い場合や、住宅ローンがない場合には、まとまったお金が手元に残ります。
リースバックで住みながら売却する
家を売却しまとまったお金は必要だけれども、子供の学校や親の介護、お仕事のご都合などからこのまま住み続けたいといった事情がある場合には、リースバックで住み続けながら売却が可能です。
リースバックを利用すれば、家の売却後も賃貸として自宅に住み続けることができます。
任意売却で売却する
諸事情による資金難により、住宅ローンの支払いが困難になり滞納をしてしまっている、または競売の通知が届いてしまっている、売却金額(査定額)が住宅ローンの残債より少ない場合には、任意売却での売却をご検討ください。
このまま放置してしまうと競売となり、市場価格より安く売買されてしまい、住宅ローンの残債務も多く残ってしまいますが、任意売却であれば市場価格に近い金額での売却が可能ですので、売却後の残債務も少なくすることが可能です。
通常の売却では諸費用の負担もありますが、任意売却であれば売却に関わる諸費用は売却代金の中から債権者が支払いを行い、債権者との交渉によっては引越し代をもらうことも可能です。
残債務についても、新生活を考慮した支払える範囲での支払いが可能となります。
任意売却を行うには競売の開札日の前日までがリミットとなります。
1日でも早いご相談が理想ではありますが、競売の通知が届いた後、また裁判所からの調査のあとなどでもまだ間に合います。
私たち任意売却専門住宅ローン相談センター「にんばいせんもん」では、あなたのプライバシーに配慮したご相談が可能です。
一人で悩まずにますは、今のご状況をお話いただき、解決に向けて進んでいきましょう。